QUALITY CONTROL品質管理

KACテクノでは
品質管理業務を技能職と位置付け、
「優秀な職人」を育成することを
目指しています。

あらゆる分野の製造業において、品質管理業務は「最後の砦」とも言える重要な役割を果たしています。派遣期間の定めがない無期雇用派遣だからこそ、熟練の技能者を安定的に確保できます。

品質管理業務は、医薬品製造における『要』です。医薬品の製造を行うにはGMP（Good Manufacturing Practice）『医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準』という、国の厳しい基準を守らなければなりません。製造を担う部門からは完全に独立して、日本薬局方に定められた試験法を用いて、原材料や完成品の品質チェックを厳しく行います。手術室以上のレベルのクリーンルームでチェック作業が行われる工場もあり、原材料には規定量の有効成分が含まれているか、不純物などの不具合はないかなどをチェックします。完成品は目視や検査機器によって規格通りの形状であるかなどをチェックし、外観が検査基準に満たないものを選別・除去して品質を保ちます。患者様一人ひとりに提供される医薬品の「最後の砦」としての役割を果たし、医薬品メーカーの信頼を守ります。

KACテクノはバイオサイエンス企業の子会社として設立されました。こうした背景から、従業員への科学的な教育、各種バイオサイエンス領域における試験・実験を通じて培われた品質管理・品質保証の経験等を、医薬品製造の品質管理業務に生かしています。

各種製造業における品質管理とは、必ずしも製品の最終チェック作業だけを意味するものではありません。多くの工場では製造工程全体のクオリティ管理から納期管理までを総称して品質管理と呼び、総合的に4M（Man＝人、Machine＝設備、Method＝方法、Material＝材料、製品）を管理することが重視されます。この4Mにおいてヒューマンエラーを起こさないためには、従業員への5S（整理、整頓、清掃、清潔、しつけ）を徹底することが基本となります。 自動車、電気製品などで欠陥品が市場に出回ると予想外の事故にもつながりかねず、リコールを行えば会社に大きな損賠をもたらします。製品を万全の状態で消費者のもとへ送り出すために、品質管理担当者は4M・5Sの観点から工場全体のあらゆるクオリティ管理を担います。